広島のドラフト1位・佐々木泰内野手(22)が11日、1軍再合流を果たした。右第一ろっ骨の疲労骨折で6月7日に抹消されて以来。

この日の阪神戦(マツダ)は雨天中止となったため、12日に出場選手登録される。シーズン残り41試合。「もう結果を出すだけ」と期待の強打者として存在感を発揮する心意気だ。

 9日のウエスタン・くふうハヤテ戦(由宇)で実戦復帰し、2打数1安打。わずか1試合だったが、この日は室内シート打撃で、遠藤を相手に長打性の当たりを連発した。新井監督は「俺が何か言わなくても十分でしょ。来たぞ、泰! 任せたぞ、泰!という形で」と存分に暴れ回る姿を期待した。

 この日は母校・県岐阜商が甲子園で初戦突破した。「1軍で活躍して、僕から後輩たちにいい刺激を与えられたら」。ちょうど5年前、自身は甲子園交流試合で大会1号を放った。離脱前は13試合で打率2割5厘、本塁打、打点はなし。チームは借金9の5位と苦しんでいる。

7月28日に支配下登録された22歳・前川ら若手のアピールが目立つ中、ドラ1もプロ1号でCS争いに光をともす。(畑中 祐司)

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