阪神が11日・広島戦(マツダ)の雨天中止に伴い、先発ローテを再編した。13日の同戦に先発予定だった村上が、15日からの巨人3連戦(東京D)へ向かう可能性が高まった。

2位との直接対決は開幕4連勝中の伊藤将で先陣を切り、「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催される16日は9勝の村上が中9日で先発。大トリは10勝の才木で、一気にマジックを減らす。

 この日は9連戦中の疲労を考慮。“球児流調整”で先発投手中心の指名練習に変更し、佐藤輝ら主力は宿舎などで英気を養った。マツダスタジアム室内練習場でダッシュなどで調整した村上は「真っすぐを良くするためにフォームを調整した。それをしっかり出せるように」と意気込んだ。

 この日先発予定の大竹はスライド。12日に先発予定だった高橋も、13日に回る見込みとなった。巨人が敗れ、マジックは一つ減り「28」。12球団断トツのチーム防御率2・00を誇る最強投手陣が、さらにVロードを加速させる。(直川 響)

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