◆パ・リーグ ロッテ―オリックス(11日・ZOZOマリン)
パ・リーグ最下位で3連敗中のロッテは、1点を追う9回2死一、三塁と追い込まれた状況から、小川が中前適時打を放って追いつき、試合の行方は延長に持ち越された。
先発は右腕のボス。
それでも直後の4回裏に先頭の高部が約3か月ぶりの3番起用に応えるようにして遊撃への内野安打で出塁すると、二盗と三盗を決めて1死三塁で池田の左犠飛で同点のホームを踏んだ。
ボスは5回92球を投げて6安打1失点で降板。同点でマウンドを降りて、4月25日以来の3勝目はならなかったが、粘投で試合を作った。ボスは「今日は風との闘いもあって難しさもあったけど、ストレート、スライダーとボールの強さも戻ってきている感覚はあった。その中で4回に失点した場面(太田の適時二塁打)、3―2からの1球は悔いが残ります」と振り返った。
だが、継投が裏目に出た。1―1の6回に2番手でマウンドに上がった小野が1死も奪えず無死満塁から中川に押し出し四球を与えて勝ち越しを許すと、3番手の沢田も大里に左前適時打を浴びてリードを2点に広げられた。
6回に2死一、二塁で安田が先発右腕の寺西から右前適時打を放って1点差に迫り「打ったのは、まっすぐです。チャンスでランナーを返すことができて良かったです」とうなずいた。
7回からは広池、横山、高野が1イニングずつを3イニング連続無安打無失点で抑えたが、打線は1点差に迫った7、8回は無得点。