◆イースタン・リーグ 巨人7―1楽天(11日・ジャイアンツタウン)

 巨人の岡本和真内野手が左肘じん帯損傷から復帰後5戦目に臨み、初のフル出場を果たした。「4番・DH」でスタメン出場。

2打数無安打2四死球だった。

 1点を先制した直後の初回1死一塁で打席へ。辛島が投じた初球の真ん中高め122キロチェンジアップに反応して、二ゴロ併殺に倒れた。2打席目は5点リードの2回2死二、三塁で迎え、1ボールから辛島の外角135キロ直球をスイングして遊ゴロ。4点リードの5回無死一、三塁では四球を奪うと、7回2死では松井の直球が左腕付近をかすめる死球で出塁した。患部に近い部分に死球を受けたが「全然大丈夫です」と無事を強調。実戦での打席を重ねられたことが収穫となり、「良かったです」とうなずいた。

 岡本は5月6日の阪神戦(東京D)で守備の際に走者と交錯して左肘を負傷。地道にリハビリを重ね、8月3日のイースタン・ロッテ戦で実戦復帰していた。9日のイースタン・日本ハム戦では打席で左腕を気にするそぶりを見せて、1打席で交代。状態が心配されていたが、10日に通常通り打撃練習を行い、「大丈夫です」と語っていた。今後は守備にも就きながら、1軍復帰へのステップを踏んでいく。

編集部おすすめ