◆秋季高校野球静岡県予選▽1回戦 静岡10―0城南静岡=5回コールド=(16日、草薙球場)
今夏の静岡県大会で準優勝だった静岡が、新チーム初の公式戦に臨み、城南静岡を10―0の5回コールドで下した。
計11安打と活発な打線の中で存在感を見せたのが、184センチ、87キロと大型の平野光星(こうせい、1年)だ。
そして9―0と大量リードした5回に4度目の打席が回った。1死三塁で、あと1点取ればコールドで試合終了。相手の城南静岡は3番・4番を連続で申告敬遠してきた。1死満塁で平野の出番になった。「来ると思って準備していました。変化球で来る」と冷静に読み、初球のスライダーをフルスイング。三遊間を破り、決着をつけた。
静岡・島田ボーイズ時代は4番を務めた、将来が楽しみな強肩スラッガー。平野は「うしろの先輩たちにつなぐ意識で、チームの勝利に貢献していきたい」と今後の戦いを見据えた。