◆米大リーグ ナショナルズ―フィリーズ(15日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク)
フィリーズのカイル・シュワバー外野手(32)が15日(日本時間16日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。7回に4試合ぶりの43号勝ち越し3ランを放ち、ナ・リーグ本塁打王争いでトップのドジャース・大谷翔平投手(31)に再び肩を並べた。
2―2の7回2死一、二塁。1ボールから左腕・ピルキントンの2球目、84・7マイル(約136・3キロ)スライダーが高めに浮いたところを逃さなかった。打球速度109・3マイル(約175・9キロ)、打球角度30度、飛距離456フィート(約139メートル)の特大アーチが右翼アッパーデッキに着弾した。現地実況も「モンスター3ランホームラン!」と大興奮だった。101打点となり、メジャー全体トップに浮上。ローリー(マリナーズ)に次いで今季2人目の大台到達となった。
シュワバーは6月下旬のブレーブス戦からこれで14カード連続本塁打。また、後半戦13本は両リーグ最多だ。3年ぶりの本塁打王目指して打ち続けている。現在シーズン57本ペース。フィリーズのチーム最多本塁打記録、2006年ライアン・ハワードの58本にどこまで迫ることができるか、注目される。