◆パ・リーグ 西武5X―4楽天=延長10回=(11日・ベルーナドーム)
西武・外崎修汰内野手が延長10回、3時間55分の熱戦にケリをつけた。4―4の同点で迎えた延長10回2死満塁で、富士大の後輩で楽天・鈴木翔の148キロ直球を左翼へはじき返し、昨年5月4日のソフトバンク戦(ベルーナD)以来、自身3度目のサヨナラ打を放った。
チームは13カードぶりのカード勝ち越しで、今季6度目のサヨナラ勝ち。「僕が何とか決めてやるという気持ちで打席に入ったので、初球から打ちにいけました」とお立ち台で吹き出す汗をぬぐいながら一打を振り返った。
西川、岸、仲田の相次ぐ故障による戦線離脱により、「7番・右翼」でスタメン出場。22年6月5日のヤクルト戦(神宮)以来、3年ぶりに外野で先発出場した試合で5回には4号ソロを放つなど勝利に貢献。「僕としては試合に出てナンボかなという気持ちはある。プライドがないわけではないが、任された役割をしっかりやっていくだけ。まだまだ負けていられないです」と言葉を強めた。