◆米大リーグ レッズ―フィリーズ(11日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 フィリーズのカイル・シュワバー外野手が11日(日本時間12日)、敵地のレッズ戦に「2番・DH」に座り、3試合ぶりの42号本塁打を放ち、並んでいたドジャース・大谷翔平を突き放して再びナ・リーグ単独トップに浮上した。

 三飛、空振り三振、遊飛と外野へも打てなかったシュバーのバットが火を噴いたのは8回だった。

逆転した直後の2死三塁。右腕サンティランのボール1からの高め直球を振り抜いた。打球は角度39度と高く舞い上がり、右翼席最上段、飛距離404フィート(約123メートル)、チームにとっても勝利を決定づける会心の2ランとなった。

 シュワバーは6月下旬のブレーブス戦からこれで13カード連続本塁打とコンスタントに量産。後半戦12本は両リーグ最多だ。3年ぶりの本塁打王目指して打ち続けている。

 現在のペースでいけば57本。フィリーズのチーム最多本塁打記録、2006年ライアン・ハワードの58本を抜けるのか注目される。

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