◆第107回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 山梨学院6―2聖光学院(12日・甲子園)
センバツ8強の聖光学院(福島)は山梨学院に敗戦。2回戦で姿を消すこととなった。
先発の大嶋哲平(3年)は7回まで8安打を浴びながらも2失点の粘投。しかし8回に5安打を集められ4点を失い力尽きした。
今春のセンバツ、浦和実(埼玉)との準々決勝に3番手として登板。10回に8失点を喫し、チームは敗れた。「あそこで自分が抑えていれば、という思いがずっとある」と、今夏に向けて走り込み、ウエートトレーニングで徹底的に下半身のスタミナを強化。福島大会決勝では9回122球を投げ抜き、チームを再び聖地へ導いた。
試合後大嶋は「センバツが終わってから、絶対この甲子園で借りを返したいという気持ちで来たんですけど…本当に申し訳ないです」と涙。「ずっと目指してきた日本一という夢はかないませんでしたが、大学のステージで日本一を目指したい」と進学を表明し、「チームを負けさせない投手に」と力強く宣言した。(古澤 慎也)