◆報知新聞社主催◇東商テクノ旗争奪第4回日本少年野球北海道大会 ▽3位決定戦 札幌豊平7-6札幌手稲(11日・札幌モエレ沼公園野球場)

 昨年優勝の札幌豊平ボーイズは道勢対決となった3位決定戦で、札幌手稲ボーイズに7―6で逆転勝ちした。2番手左腕の相沢柊太(3年)が4回1失点と好救援し、勝利に貢献。

決勝は日立ボーイズ(茨城)が仙台育英学園秀光ボーイズ(宮城)に6―4で競り勝ち、初優勝した。

 どんな状況でも懸命に腕を振った。5点ビハインドで3回から登板した相沢はこの回を0点に抑えると、直後の攻撃でチームは打者一巡の一挙5得点で追いついた。4回の守備も0点で切り抜け、その裏の攻撃で2点勝ち越しに成功。6回まで反撃を1失点にとどめ、接戦をものにした。

 大会優秀選手に選ばれた相沢は「球は走ってなかったけど、外角を狙って投げた。早めに同点にしてくれたので投げやすくなった」と仲間に感謝した。外野手で定位置を確保しているが、投手では3番手。黒岩公二監督(51)は「相沢があそこまで頑張ってくれるとは…」と成長に目を細めた。

 3年生は16日開幕のHISカップ北海道大会が最後の公式戦となる。相沢は「思い出づくりだけにせず、1試合でも多く戦いたい」と有終の美を目指す。

 ☆札幌豊平・清野馨(4回に貴重な中犠飛)「先発で投げて大量失点したので取り返そうと思っていた。

試合が終わってからホッとした」

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