◆米大リーグ エンゼルス―ドジャース(13日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日午前10時38分開始予定)、敵地・エンゼルス戦のスタメンに「1番・投手」で名を連ねた。ロバーツ監督は試合前に、今季9度目の登板で初めて5回を投げる計画があることを明かした。

 ロバーツ監督は「5回を投げる」と明言。大谷のコンディションが良好であることからイニングを伸ばす方向であることを示したが、「レギュラーシーズンは最大5回となる」とも説明し、今季中は6回以降は原則として投げない方向性も示した。

 23年9月に右肘手術を受けて昨季は登板がなかった大谷。今季はここまで8試合に登板したが、リハビリ段階とあって最長は前回登板の6日(同7日)の本拠地・カージナルス戦での4イニング。先発投手が勝利投手になるためには5回を投げきる必要があるため、ここまで勝敗はついていなかったが、初めて投げる古巣・エンゼルス戦で、23年8月9日の本拠地・ジャイアンツ戦以来2年ぶりで、735日ぶりとなる白星をつかむ可能性が浮上した。

 ドジャースは3連敗中。すでに試合が終わったパドレスが勝って5連勝となったため、ナ・リーグ西地区単独首位に浮上してド軍は2位に転落した。大谷はここまで投手として8試合に登板して19イニングを投げ、0勝0敗防御率2・37をマーク。打っては4試合連続で本塁打を放ち、リーグ単独トップの43本塁打となっている。

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