◆パ・リーグ 日本ハム9―4ロッテ(14日・エスコン)
日本ハムは14日、ロッテ戦(エスコン)に9―4と快勝。2連勝で、敗れた首位ソフトバンクとの差を3ゲームとした。
野手の好守に感謝しながら、福島は悔しげに顔をゆがめた。7回2死一、二塁から、代打・愛斗に左翼線を破られる適時二塁打。中継プレーで一塁走者を本塁で刺し、自己最長に並ぶ7回を投げ終えた。7回7安打2失点。自己最多の111球を投げ、同じく最多の7三振を奪う力投で今季2戦2勝とし「ストライク先行で投球できたことが、いい結果につながったと思います」と振り返った。
最後まで球威は衰えなかった。6回2死三塁、2回に真っすぐを本塁打されたソトを迎えると、最速タイの155キロをマークするなど真っすぐ4球が全て154キロ以上を計測。フルカウントから四球を許したが、続く寺地を153キロで見逃し三振に仕留めた。「後半まで出力もあまり落ちていなかった。ストレートが多めになりましたけど、最後の方まで押せていたので良かった」とうなずいた。
チームも2連勝で、首位ソフトバンクとのゲーム差は3。潤沢すぎる先発陣の中で、少ないチャンスで結果を残した右腕は「(マウンドで)余裕ができて、だいぶ成長はできてるかなと思います。どうにかして爪痕を残せるように、一試合一試合やっていきたい」。すでに1軍でポジションを築いた達、柳川の同期2人にも、負けない存在感を示していく。
(山口 泰史)