◆第107回全国高校野球選手権大会第10日 ▽2回戦 県岐阜商―東海大熊本星翔(15日・甲子園)

 生まれつき左手指が欠損している県岐阜商(岐阜)の横山温大外野手(3年)が「7番・右翼」で先発出場し、第1打席で安打を放った。

 岐阜大会では19打数10安打のチーム首位打者で、1回戦の日大山形戦では4打数2安打1打点。

甲子園でも好調を維持している安打製造機は、2回1死一塁で迎えた第1打席で、緩い変化球にうまく合わせて右前安打を放った。

 打撃では、鍛え上げた右腕でバットをコントロールし、左の拳の部分で押し込む。後続が併殺に倒れ先制とはならなかったが、横山は甲子園に入ってからこれで通算5打数3安打とした。

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