◆米大リーグ ドジャース―パドレス(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
パドレスのM・シルト監督(57)が15日(日本時間16日)、ナ・リーグ西地区首位攻防戦の試合前に報道陣の取材に応じた。
最近17試合で14勝3敗と快進撃を続けるパドレスは7月3日(同4日)時点で最大「9」あったドジャースとのゲーム差を逆転し、今月13日(同14日)に首位奪取。
ドジャースタジアムでは前回6月16~19日(同17~20日)の4連戦で大谷翔平投手(31)への2死球を含む計8死球が飛び交い、遺恨が残った。シルト監督もロバーツ監督と乱闘を起こして退場処分と1試合の出場停止処分などを受けたが「感情は競争があるからこそ生まれるもので、人間である以上それは避けられない。しかし正直言って、特に深く考えたことはない」とし、試合前のスタメン表交換の際は「『やあ、デーブ、元気かい』と言うだろう(笑)」とジョーク交じりに予告した。「自分は恨みを抱くような人間ではないし、物事を引きずるタイプでもない。日々を大事にし、人には敬意を持って接する」と話した。
「直接対決なので確かに重要度は高い。しかし現実として、我々は毎日をシーズンで最も重要な日として臨むことでここまで来た」とシルト監督。初戦に先発予定だったキングが左膝炎症で負傷者リスト(IL)入りとなるアクシデントもあったが、チーム全体の力で「打倒ド軍」を目指す。