◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(16日・東京ドーム)
全員が背番号「3」で臨む「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」。巨人は井上温大投手が、5月21日の阪神戦(甲子園)以来の白星となる4勝目を目指して先発したが、初回に2ランを浴びるなど3回5安打3失点で降板。
井上が初回にいきなり先取点を許した。先頭の近本光司外野手に四球、送りバントでの1死二塁から森下翔太外野手に打った瞬間にわかる左翼スタンド上段への17号2ラン本塁打を浴び、2点を奪われた。
巨人は1回2死から泉口友汰内野手が中前打で出塁。5月6日の阪神戦(東京D)の一塁守備で負傷し、5月7日に登録抹消となって以来、約3か月ぶりに帰ってきた4番・岡本は初球ファウルの後の2球目を打って中飛に倒れた。
井上は2回、小幡竜平内野手、中川勇斗捕手に連続で左前打を打たれ無死一、二塁。坂本誠志郎捕手の三ゴロで1死一、三塁、村上頌樹投手は見逃し三振で2死一、三塁となり、近本光司外野手を二ゴロに打ち取り、追加点は許さなかった。
井上が3回に追加点を奪われた。先頭の中野拓夢内野手に左翼寄りの中前に落ちる安打で二塁に進まれ(記録は二塁打)、森下は四球で無死一、二塁。佐藤輝明内野手の中飛で1死一、三塁となり、大山悠輔内野手に右中間二塁打を打たれ、3点目を奪われた。井上は3回の打席で代打を送られ、3回5安打3失点で降板となった。
4回からは2番手で菊地大稀投手が登板。
打線は阪神の先発・村上の前に二塁に走者を進められず、2回以降5回までヒットを奪えずにいる。