◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(16日・東京ドーム)
巨人・田中将大投手が16日、15日に現役引退を発表した中日・中田翔内野手に言及。「お疲れさまでした」と言葉をかけた。
高校時代の甲子園、そしてプロ入り後も同じパ・リーグで対決してきた1学年後輩のスラッガー。対戦相手としての印象を問われると「長打がやっぱりあるので。僕もホームラン、何本か行かれてますけど、そこは一番魅力のバッターだと思う。とはいえ、ケースによってはね、必ずしも(強く)そう振ってくるわけでもなかったし(前日の坂本)勇人のコメントとかでもあったけど、すごい守備も上手やったし、外野を守らせても、ファーストも。そういう、なかなかいないプレーヤーだったなと思いますね」と答えた。
2人と言えば、高校時代の対決シーンが野球ファンの間で有名だ。2005年夏の甲子園準決勝、駒大苫小牧2年の田中将が、大阪桐蔭1年の中田と対決。内角高めを突いたボール球に対し、中田がマウンド方向をにらみつけ、それを見た田中将も「何や、お前」と強い口調で返した一幕があった。「甲子園でもね、2年生と1年生でやりましたから」と当時のことは鮮明に覚えており「だってあれはね、年下のアイツが先にね(笑)。そしたら『は!?』ってなるでしょ(笑)」と笑い飛ばした。
当時はお互い若かったこともあり「普通でしょ。お互い高校生で、高めに構えてインハイ投げて、ああやってなったら、そら『あ?』ってなるでしょ(笑)別にだからって何もないですよ(笑)」と右腕。