◆JERA セ・リーグ 巨人0―3阪神(16日・東京ドーム)

 全員が背番号「3」で臨む「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」だったが、巨人は勝利で飾れなかった。阪神に敗れ勝率は再び5割となった。

先発の井上温大投手は初回に2ランを浴びるなど3回5安打3失点で降板。打線は負傷から約3か月ぶりに1軍復帰した岡本和真内野手が「4番・三塁」でスタメン出場したが、阪神の先発・村上頌樹投手に2安打9奪三振で完封負けを喫した。

【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】

 ―特別な一日を終えて。

 「とても残念でしたけど、素晴らしい一日だったかな」

 ―全員が背番号3を着けて。

 「みんなその重圧に負けちゃったかなっていうね」

 ―セレモニアルピッチでは捕手として松井秀喜さんの球を受けた。

 「そうそうたるOBの皆さんがいらっしゃって。やっぱりジャイアンツってすごいなって思いながらやらせていただきました」

 ―今日の試合、長嶋さんだったらどんな言葉をかけられていたと思うか。

 「たぶんメチャクチャ怒られているんじゃないですか」

 ―背番号3の重み。

 「やっぱり恐れ多いぐらいね、着けていいのかなっていうのがありますし。本当、長嶋さんを象徴する番号なので。それ以外ないですよね」

 ―岡本が3か月ぶりに1軍復帰。

 「本人も多少は急いでこの日に合わせて来てくれたと思うので。

チームにとっても大きいしね、これから少しずつ打線が落ち着いていく、チームも落ち着いていく、っていういい方向に進んでもらえたらいいなと思いますね」

 ―山崎伊織が抹消。

 「状態もあんまり良くなさすぎたので。肩のちょっとスタミナがなかったのかどうなのかっていうところなんだけど。まあケガとかではないので。他の先発ピッチャーチャンスですから」

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