◆米大リーグ ドジャース3―2パドレス(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレス・松井裕樹投手(29)が15日(日本時間16日)、敵地・ドジャース戦で2点ビハインドの7回1死一塁から登板。2/3回を無安打無失点に封じ、3試合連続無失点で防御率4・73となった。

 最初の打者に四球を与えたが、1死一、二塁から8番・フリーランドを85・2マイル(約137・1キロ)スプリットで見逃し三振。最後は2死二、三塁から9番・ロハスを遊ゴロに仕留めてピンチを脱した。ネクストバッターズサークルには大谷翔平投手(31)の姿が見えたが、この日の対戦は実現しなかった。

 この日は先発予定だったキングが左膝炎症で負傷者リスト(IL)した影響で「ブルペンデー」で臨んだパドレス。松井は「(同じ左腕の)モレホンは勝っている展開だと思っていたので、けっこう守備範囲は広いのかなと思って準備はしてました」と言い「とりあえずゼロだったので、そこは良かったと思います」と振り返った。

 セットポジションのグラブの位置を変えるなど工夫した投球には「二塁走者もすごいのぞいてたんで。不利にならないように、自分を助ける意味で、日頃からやるようにという話はあるので。今日もキャッチボールからそこは準備してたんですけど」と明かした。

 渡米2年目の今季はこの日で47試合目の登板。大谷への“故意死球騒動”で守護神・スアレスが退場した6月19日(同20日)の敵地ドジャース戦では緊急登板でメジャー初セーブも記録した。通算100登板にもすでに到達している。

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