◆JERAセ・リーグ 巨人0―3阪神(16日・東京ドーム)

 「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打たれた一戦で、阪神の投打の主役が快勝に導いた。

 先発の村上は巨人戦初完封で、2年ぶりの2ケタ勝利を達成した。

序盤から持ち味の伸びのある直球と制球力を武器に巨人打線を圧倒。1軍復帰し、「4番・三塁」で出場した智弁学園の先輩・岡本にも仕事をさせなかった。これで、巨人戦は通算7登板で4勝無敗。Gキラーぶりを発揮した。完封は今季3度目となった。

 打線は初回1死二塁の好機で、森下が自己最多となる17号先制2ラン。7月15日の中日戦(甲子園)以来の一発を左翼席にたたき込んだ。3回1死一、三塁の好機では、勝負強い大山が中堅右へ適時二塁打。虎の背番号3も存在感を見せつけた。

 チームは25度目の完封で、再び今季最多タイの貯金24。17日に先発するダブルエースの才木に最高の形でバトンを回した。

編集部おすすめ