◆JERAセ・リーグ 広島―ヤクルト(16日・マツダスタジアム)
広島の森下暢仁投手が、6回2失点で6月13日の日本ハム戦(エスコン)以来、64日ぶり6勝目の権利を手にマウンドを降りた。
2―2で迎えた6回1死から、モンテロの7号ソロで勝ち越すと、両手を空に満面の笑顔がはじけた。
試合前まで8戦8敗で両リーグ単独最多13敗と苦しい投球が続いていた。この日も序盤は精彩を欠いた。1点リードで迎えた2回は連続四死球などで2死満塁のピンチを背負い、9番・吉村の痛烈ライナーは一塁・モンテロがジャンプで好捕。無失点で切り抜けたが、3回に逆転を許した。先頭から連打と失策が絡み、無死一、三塁。内山をストレート四球で歩かせ、村上に同点犠飛、オスナに勝ち越し適時打を浴びた。
打線は1点を追う5回に無死満塁の絶好機をつくりながら、中村奨の併殺崩れの1得点で同点止まり。重い空気をモンテロ、ファビアンの初のアベック弾で振り払った。
森下は6回108球を投げ、7安打3四死球で2失点という内容で降板。3点リードとなった7回はハーンが登板した。