◆ウエスタン・リーグ 中日5―11オリックス(16日・ナゴヤ)

 オリックス・西川龍馬外野手(30)が、16日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰した。7月1日の西武戦(那覇)で負傷した左足首の状態が回復し、「1番・DH」でフル出場。

7回2死一、二塁では中前適時打を放つなど、4打数1安打2打点と結果を残した。「追い込まれても、浮いてきたフォークをセンターにはじけたのでよかった」と手応え十分。「1、2打席目はあまり感覚的によくないと思ったけど、3、4、5打席目に関しては、自分のなかでも思ったより球が見えていた」と総括し、適応力の高さを見せつけた。

 69試合で打率3割1分4厘、4本塁打、31打点をマークしていたなかで無念の離脱。早期復帰を目指し、懸命にリハビリを続けてきた。「ある程度、振れる準備はしてきた」と、この日は100%の力でスイング。走塁に関しては「多少は気になるけど、もう残り(試合)も少ないからそうも言っていられない。今年が終わるまでは(不安とも)付き合いっていかなければ」とし、看板打者としての覚悟と責任をにじませた。

 17日の試合では左翼守備に就く予定で、問題がなければ19日の日本ハム戦(エスコン)で1軍に復帰する見通し。「(1日でも早く1軍でという)気持ちはあるけど、戦力にならなければ意味がない。上がったらしっかりと結果を出さないといけないし、結果を求めてやりたい」と前だけを見据えた。(南部 俊太)

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