◆イースタン・リーグ 巨人4―0西武(16日・Gタウン)

 巨人の育成2年目・園田純規投手が自身最長の9回を投げ、2安打11奪三振の快投。プロ初完投初完封を挙げた。

 長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合として、1軍から3軍の監督、コーチ、全選手が栄光の背番「3」をつけて臨んだ試合。「こういう試合に登板できて光栄。すごく緊張した」と振り返ったが、西武打線に二塁を踏ませない好投。5回以降は一人の走者も許さなかった。

 桑田真澄2軍監督は「5回5失点で降板した前回登板の9日・日本ハム戦(鎌ヶ谷)に触れ「前回は5失点したのかな。それでも先発ローテーションの柱になるには、こういう時でも5回はしっかり投げるのが大事な役目だから5回まで行くよって言って、しっかり5回投げた。負けた試合ですけど、収穫はあったと思います。前回やられて悔しさもすごくあったと思うんですよね。そこの反省をして、改善点をしっかり潰して、今日しっかり挑戦して勝ったっていうのは非常に価値がある勝利だったと思います」と、右腕の姿勢を高く評価した。

 その上で「彼はローテーションの柱になるのが目標。今日のピッチングを1軍でするためには何が必要かっていうのを逆算して考えて計画を立てて、球数を調整してローテーションを組んでいる。来年、再来年と、さらにレベルアップして1軍で活躍してくれたらいいなと思ってます」と、さらなる成長に期待した。

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