腰痛の影響で7月31日に登録抹消され、故障班でリハビリを行っていた巨人の吉川尚輝内野手が16日、イースタン・西武戦(Gタウン)の試合前練習から2軍に合流。打撃、走塁、守備と一通りのメニューを消化した。

シートノックでは二塁の守備に就き、軽快な動きを披露。「もうだいぶいい感じ。あとはゲームに出たり、そこで確認するだけだと思うので。練習では100%でできている」と順調な回復ぶりを示した。

 桑田真澄2軍監督は「なんかやっぱりレベルが違うというかね。素晴らしかったですよね」と絶賛。同じ内野手の浦田や宇都宮にアドバイスする場面も見られ「短時間だったんですけど、彼らにとっては内容の濃い守備練習をできた。目の前で1軍のゴールデングラブを取るレベルの守備を見た時の、彼らの目の輝きと『もっと上手くなろう』っていう、そういう姿勢が練習の中にあったんで、いい時間だなと思って見てました」と目を細めた。

 軽快な動きを見た指揮官は「(吉川)尚輝の切れ味鋭い守備を目の当たりにして、なんか格の違いっていうんですか。やっぱりピッチャーも『スピードを自在にコントロールしなきゃいけない』ってよく言うんですけど、自在に操れるのがやっぱり一軍レベルの選手だなっていうのは改めて思っていました」と、背番号2の実戦復帰に太鼓判を押した。

 さらにベテランや主力選手の働きにも触れ「(岡本)和真が来てくれた時もそうですし、その前だったら(坂本)勇人が来てくれた時も、アドバイスを若い選手たちにしてくれていた。これはチームの良き伝統であり、宝だと思うんでね。

外野だったら長野が来て、そういう役目をやってくれてますしね」と賛辞を贈った。

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