◆米大リーグ ドジャース―パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が16日(日本時間17日)、本拠地・パドレス戦に「1番・DH」で先発出場し、5―0の4回1死で迎えた3打席目は84・4マイル(約135・8キロ)のナックルカーブを巧みに捉えると、“大谷シフト”の間を抜ける中安となった。大谷は、2試合ぶりのヒットとなった。
相手先発は昨季14勝を挙げ、ノーヒットノーランも達成した右腕シースだが、大谷は試合前時点で通算21打数7安打、打率3割3分3厘、2本塁打6打点と相性はいい。両軍無得点の初回先頭の1打席目は四球を選んで出塁した。これで8月はここまで14試合全てで出塁をマークしている。
3点リードの2回1死で迎えた2打席目は先発シースの前に2打席連続の四球で出塁した。カウント2-2からの6球目は頭部付近のボール球となり、大谷はのけぞりながら絶叫。本拠地ファンからはブーイングがわき起こった。
チームは13日(同14日)に、4月27日以来108日ぶりに首位の座を明け渡し、前日から今季最長13連戦をスタート。同地区首位・パドレスとの本拠地3連戦で幕を開け、初戦で連敗を「4」で止め、同率首位に浮上。大谷は今季最長12試合連続安打がストップしたが、併殺崩れによる同点打を放ち、5年連続80打点に到達するなど、勝利に貢献した。