◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(17日・東京ドーム)
巨人が阪神に連敗し、勝率5割から借金「1」となった。2週間ぶり先発の赤星優志投手は4回に失策からみで3失点(自責1)して降板。
初回の赤星は2死から森下翔太外野手に左前打されたが、佐藤輝明内野手を見逃し三振に打ち取り無失点。
2回はキャベッジ外野手が好守で赤星を盛り上げた。先頭の5番・大山悠輔内野手の左中間を抜けるかという当たりを、左翼・キャベッジがジャンプ一番で捕球し、人工芝に滑り込むファイトあふれるプレーでアウトに。赤星はマウンドから拍手を送った。
打線は1回、丸佳浩外野手が先頭で中前打で出塁したが後続が倒れ無得点。2回は1死から岸田行倫捕手が左前打、「6番・一塁」でスタメン出場の大城卓三捕手が左翼線二塁打で続き1死二、三塁とチャンスを広げたが、中山礼都内野手は二ゴロ、赤星は空振り三振に倒れた。
3回の赤星は1死から才木浩人投手に左前打を許したが、近本光司外野手を二ゴロ併殺打に仕留めた。
打線は3回、丸佳浩外野手が先頭で中前打。2番に入る若林楽人外野手は初球に送りバントもファウル、2球目に追い込まれ見逃し三振。泉口友汰内野手は追い込まれてから四球を選び、1死一、二塁とし、16日にけがから復帰した4番・岡本和真内野手が打席に入ったが空振り三振、キャベッジも空振り三振に打ち取られ、得点できなかった。
赤星は4回1死から森下に四球を与え、佐藤輝は空振り三振に打ち取ったが、大山に右前打され2死一、三塁となり、高寺望夢内野手の右前打で三塁から森下が還り1点目。さらに右翼・丸が後逸する間に一塁走者も生還し2点目を失い、なおも2死三塁から、坂本誠志郎捕手にも右前打を許し、3点目を奪われた。赤星は3回の打席で代打を送られ、4回5安打3失点(自責1)で降板となった。
3点を追う巨人は4回1死から大城卓が左前打、中山が中前打で続き一、二塁としたが、赤星の代打・ヘルナンデス外野手は二ゴロ併殺打に倒れ、この回も得点できなかった。
巨人が5回にようやく1点を挙げた。先頭の丸が、3打席連続ヒットとなる4号ソロ本塁打。4回には自らの失策で2点目を許した丸の一発で1点を返した。才木からの得点は24年8月31日(甲子園)の初回以来、36イニングぶり。
赤星に代わって5回は石川達也投手が登板し3者凡退。6回は3番手で田中瑛斗投手がマウンドにあがり無失点、回またぎで登板した7回に坂本に先頭で中前打。送りバントで二塁に進まれ、代打・前川右京外野手の一ゴロで2死三塁とされたが、近本の右前への打球を丸が前進して好捕し、追加点を許さなかった。
打線は6回は阪神の2番手・ドリス投手に3者凡退。
2点を追う9回、巨人は阪神の守護神・岩崎優投手から大城卓が先頭で左前打。中山も左前打で続き無死一、二塁。代打・増田大輝内野手は初球のバントがファウル、追い込まれてからのバントもファウルとなりスリーバント失敗(三振)、丸は二飛での2死一、二塁で代打・坂本勇人内野手が登場したが、空振り三振に打ち取られゲームセットとなった。