◆米大リーグ ドジャース―パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレス・松井裕樹投手(29)が16日(日本時間17日)、敵地・ドジャース戦で6点ビハインドの6回から登板。前日に続く連投で1イニングを1安打無失点1奪三振と好投し、4試合連続の0封で防御率は4・63となった。

 先頭の7番・コンフォートに左前打を許したが、続くフリーランドを3球三振。2死一塁で迎えた大谷翔平投手(31)との「日本人対決」では、1球目にこの日最速の93・2マイル(約150キロ)を計測(ファウル)。1ストライクからの2球目、82・6マイル(約132・9キロ)スイーパーで一邪飛に仕留めた。一塁・アラエスがダグアウトに身を乗り出しながらキャッチすると、松井はポンとグラブをたたいて喜んだ。大谷との対戦成績は通算9打数3安打3三振となった。

 15日(同16日)の同戦では2点ビハインドの7回1死一塁から登板。2/3回を無安打に封じ、3試合連続無失点とした。1死一、二塁から8番・フリーランドを外角スプリットで見逃し三振。最後は2死二、三塁からロハスを遊ゴロに仕留めてピンチを脱し「とりあえずゼロだったので、そこは良かったと思います」と振り返った。

 セットポジションのグラブの位置を変えるなど工夫した投球には「二塁走者もすごいのぞいてたんで。不利にならないように、自分を助ける意味で、日頃からやるようにという話はあるので。今日もキャッチボールからそこは準備してたんですけど」と話していた。

 メジャー2年目の今季はこの日で48登板。大谷への“故意死球騒動”で守護神スアレスが退場となった6月19日(同20日)の敵地・ドジャース戦では緊急登板でメジャー初セーブを記録。渡米2年目で通算100登板にも到達している。

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