◆米大リーグ ドジャース6―0パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区の首位攻防戦第2ラウンドは、初戦を落として同率首位に追いつかれたパドレスが完封負けで連敗。今月12日(日本時間13日)に首位ドジャースに並ぶと、13日(同14日)には4月以来の単独首位に立ったが、わずか4日で2位陥落となった。

 初回から“ミス”連発で2回までに大量リードを許す苦しい展開となった。まずは初回の攻撃。3安打しながら2度の二盗失敗など“拙攻”で無得点。21~23年はパドレス所属で23年に自身2度目のサイ・ヤング賞に輝いたド軍先発スネルに対し、1番・タティスが右前打を放って二盗を試みたが、捕手・スミスに刺された。2番・アラエスは右翼線二塁打。マチャドの三塁内野安打で1死一、二塁となり、2死からボガーツの打席でダブルスチールを敢行するも一塁走者だったマチャドが二塁でタッチアウトとなった。

 その裏、パ軍先発のシースは1番・大谷から3者連続四球を与えて無死満塁とされる。1死からT・ヘルナンデスの右犠飛で先制を許すと、パヘスに四球で再び満塁となり、コンフォートに右前へ2点適時打を浴びた。

 2回。攻撃では先頭・ボガーツが中前打で出塁したが、またしても盗塁失敗。すると、今度はシースが1死から大谷に四球、2死からスミスに四球。2回までに早くも6四球の大荒れで一、二塁のピンチを背負うと、3番・フリーマンの打球は右中間へ。

右翼・タティス、中堅・メリルが互いに譲り合うような形となり、最後はメリルが捕球を試みるもグラブに当てながら落球し(記録は失策)、2人の走者が一気に生還。昨季ノーヒットノーランを達成している好投手同士の投げ合いは序盤で勝負が決した。

 前日15日(同16日)のカード初戦でパドレスは2―3で逆転負けを喫し、連勝が5でストップ。それまで17戦で14勝3敗だった勢いを止められた。昨季ドジャースには地区シリーズで敗れたが、レギュラーシーズンでは8勝5敗と勝ち越した。しかし、今季はこれで2勝7敗と大きく負け越している。17日(同18日)の第3戦には16日に39歳の誕生日を迎えたダルビッシュが先発予定。右腕にスイープ阻止を託す。

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