◆パ・リーグ ソフトバンク1―0ロッテ(17日・みずほペイペイD)

 ソフトバンクは先発のモイネロが7回無失点で、リーグトップの防御率は1・13にまで良化した。シーズン防御率の球団記録は1942年の神田武夫の1・14で、記録更新が夢でなくなってきた。

「チームにいい流れが来るような投球をしたかったので7回までしっかりと投げられることができて良かった」と21イニング連続無失点の左腕。同点のまま降板して11勝目こそつかなかったが、3安打2四球で10奪三振の投球だった。

 シーズン防御率の球団記録を持つ神田武夫は京都商出身の右腕で、1941年から2年間だけプレー。肺病を患いながら登板を続け、入団2年目の42年に61試合登板で24勝20敗、防御率1・14の成績を残した。翌年の43年に病状が悪化して、7月27日に21歳で亡くなった。

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