第107回全国高校野球選手権大会は17日、3回戦4試合が行われ、8強が出そろった。

 19日の準々決勝第1試合は、昨夏優勝校の京都国際と2023年センバツ優勝校の山梨学院が激突。

2回戦で健大高崎に3失点完投勝利、尽誠学園との3回戦でも4回無失点の好投を見せた京都国際のエース・西村一毅に、3回戦で14得点を挙げ、初めての夏8強入りを果たした山梨学院の強力打線が相対する。

 同第2試合は15年ぶりとなる東京対決。昨夏準Vの関東第一は、背番号1・坂本慎太郎が投打で軸。創成館との3回戦では2安打2打点を挙げた。日大三は豊橋中央との2回戦で決勝本塁打を放った2年生4番・田中諒を中心に、伝統の強打で7年ぶりとなる8強に進出した。

 第3試合には、春夏連覇を目指す横浜が登場する。2年生右腕・織田翔希は、津田学園との3回戦で今大会2度目の完封勝利。投打に高い総合力で4強進出を狙う。県岐阜商は、3回戦で史上4校目、公立校では初めてとなる甲子園通算90勝に到達。投手陣はエース柴田蒼亮を中心に、2試合ともに3失点と安定感がある。5番に座る宮川哲平や、左手にハンデを持つ横山温大などが安打を積み重ね、王者に立ち向かう。

 第4試合は2年生エース・末吉良丞を擁する沖縄尚学が登場。

仙台育英との3回戦では、11回を12奪三振3失点。169球で完投勝利を挙げ、今大会を席巻している。対する東洋大姫路は、背番号1の木下鷹大と背番号10の阪下漣がWエース。3回戦は木下が6回1/3を無失点の好投を見せた。1982年以来となる夏4強入りを狙う。

◆19日の準々決勝

第1試合:京都国際(京都)-山梨学院(山梨)=午前8時

第2試合:関東第一(東東京)-日大三(西東京)=午前10時30分

第3試合:県岐阜商(岐阜)-横浜(神奈川)=午後1時

第4試合:沖縄尚学(沖縄)-東洋大姫路(兵庫)=午後3時30分

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