◆第107回全国高校野球選手権大会第12日 ▽3回戦 明豊1―3県岐阜商(17日・甲子園)
初の聖地マウンドで県岐阜商の背番号「20」、渡辺大雅投手(2年)が躍動した。2回、1点を返されなおも2死一、二塁の場面から2番手として登板。
5月に左肩をけがした影響により、岐阜大会ではベンチ外。悔しさをバネに「体作りをしっかりやった。ウェートや体重を目標の数値までもってきました」と努力を積み重ね、背番号「20」で聖地のベンチ入りを勝ち取った。「びっくりという気持ちもあったけど気持ちを切り替えて。楽しみっていうのと、外れた人の分まで頑張ろうと思った」
6回2死満塁としたところで同学年の2年生エース・柴田蒼亮投手にマウンドを譲る形となり、「自己評価は40点。0点で帰れたのは良かったけど、柴田を助けてあげたかったのに自分の実力不足で助けてあげられなかった」と肩を落とした渡辺大。「次は自分の持ち味であるマウンド度胸とコントロールを見せたい」。次戦こそ100点満点の投球を見せる。