◆米大リーグ レッドソックス―オリオールズ(18日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 オリオールズの菅野智之投手は、19日(日本時間20日)、敵地でのレッドソックス戦で、今季11勝目を目指す。前日の18日(同17日)は、キャッチボールやダッシュなどを行い、最終調整した。

レ軍吉田正尚外野手との日本人対決にも注目だ。

 菅野は、14日(同15日)の前回登板(対マリナーズ)で、日本人メジャー史上10人目となる新人での2ケタ勝利を達成。7月10日から渡米後自身最長となる4連勝となった。8月はここまで3試合に登板。防御率2・60、被打率2割1分は共に月間自己ベスト記録。特筆は3試合連続で0被本塁打とダメージを最少にしのぎ、「(10勝は)あくまで通過点。投球が点から線になってきて、投げていて楽しい」と白星量産態勢に手応えを得ている。

 練習中には、外野でレッドソックスの吉田正尚外野手と談笑した。レ軍はこの日、レフスナイダーが左脇腹痛で負傷者リスト入り。コーラ監督はDHについて、3Aから再昇格した右打ちのイートンと吉田のツープラトン構想を明かした。この日のオ軍先発は左腕ロジャーズで、吉田はベンチスタートだが、第2戦で日本人対決が実現する可能性は高い。

 NPB時代の菅野VS吉田は、交流戦で3打数2安打1打点。

2019年のオールスターでは、1打席対戦し、吉田が右前打を放っている。「2020年のセ・リーグ最多勝VSパ・リーグ首位打者」が、海を越え、現存するメジャー最古の球場フェンウェイパークで実現する。

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