◆米大リーグ ドジャース―パドレス(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
パドレス・ダルビッシュ有投手(39)が17日(日本時間18日)、敵地・ドジャース戦で先発し、4回で82球を投げ、3安打4失点、5奪三振で3勝目を逃した。「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平投手(31)との今季初対決は右前安打と左飛だった。
16日に39歳の誕生日を迎えたダルビッシュ。39歳初登板でいきなり迎えた先頭打者は大谷だった。昨季のレギュラーシーズンでは5打数1安打(ポストシーズン含めると11打数1安打)。今季初の対決はカウント2―2から5球目の低め95・6マイル(約153・9キロ)をはじき返されて一、二塁間を破る右前安打を許した。大谷に安打を浴びたのは昨年韓国での初対戦だった3月以来だった。
続くベッツにもフルカウントから四球を与えて無死一、二塁となり、スミスを右直に打ち取ったが、フリーマンは2球連続空振りで追い込みながら、中堅右に15号3ランを浴びて先取点を献上。さらに2死走者なしからパヘスにもスプリットを左翼席に運ばれて20号ソロでリードを4点に広げられた。2被弾は7月24日(同25日)の敵地・カージナルス戦以来今季2度目でワーストタイとなった。
2回は先頭のフリーランドにフルカウントから四球。ケネディは左飛に打ち取り、1死一塁で大谷との2打席目は初球の甘く入ったシンカーをはじき返されて左翼へ飛距離346フィート(約105メートル)の大飛球となったが、フェンス手前で失速して左飛に抑え、2死二塁でベッツも中飛に打ち取って追加点は与えなかった。3回はクリーンアップとの対戦だったが、スミス、フリーマンから2者連続三振を奪うなど、この試合で初めて3者凡退に抑えた。4回もパヘス、コンフォートから2者連続三振を奪うなど3者凡退で抑えた。
右肘炎症で出遅れたダルビッシュは7月7日(同8日)に今季初登板。5登板目だった同30日(同8月1日)の本拠地・メッツ戦では7回2安打無失点の好投を見せ、日米通算では史上最多となる204勝目の今季初勝利をつかんだ。右肘を下げる新フォームに改良したことで制球が安定し、前回登板の11日(同12日)の敵地・ジャイアンツ戦でも6回1失点と好投して2勝目(3敗)をつかんでいた。
同地区のライバルでもあるドジャースはダルビッシュが強く意識する相手。チームは3連戦で2連敗中だが、今季初めての対戦で、勝てば再びナ・リーグ西地区首位に並ぶことになる。一方で敗れると2ゲーム差となる。
◆この日のダルビッシュの投球結果
(1)右安、四球、右直、中本3、三ゴ、左本1、空三振
(2)四球、左飛、左飛、中飛
(3)空三振、空三振、中飛
(4)空三振、空三振、二飛