◆熱中対策水カップ 第50回日本少年野球関東大会 ▽決勝 札幌北広島ボーイズ(北海道)2―1白井中央ボーイズ(千葉)(8月11日、伊勢崎・セブンナッツスタジアム)

 東日本ブロックで同時期に開催された「熱中対策水カップ 第50回関東大会」「東商テクノ旗争奪 第4回北海道大会」「スポチューバーTV旗争奪 第4回東北選抜大会」の決勝が8月11日に各地で行われた。関東大会は札幌北広島ボーイズが北海道勢として初優勝した。

白井中央ボーイズ(千葉)が準優勝。

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 1点を追う7回2死一、二塁。見逃し三振した白井中央・浜侑樹主将(3年)はその場で崩れ落ちた。「みんなが自分に回してくれたのに…」と涙する姿に佐々木祐監督(33)は「控えなのに腐らずチームのために頑張ってくれた。あそこで回ってくるのも野球の神様がいたのかも」。最後の大会で背番号9をつかんだ主将をねぎらった。

 打線も無安打ながら1点を返し意地をみせた。チームを支えたエース藤岡拓磨(3年)は「疲れがあった。もっと体のケアをしないと…」と反省も2度、けん制で刺すなど持ち味を発揮した。準決勝の小山戦は4点差を最終回に逆転。逆転サヨナラ二塁打した高橋佑太(2年)は「先輩たちのようにプレーだけでなく言葉でも引っ張る存在になりたい」。悔しくも充実の準優勝。

胸の銀メダルが輝いていた。

 【関東大会・表彰選手】

 ▽中学生の部

最優秀選手賞 太田慶音(札幌北広島)

敢闘賞    濱侑樹(白井中央)

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