◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(18日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・山本由伸投手(27)が18日(日本時間19日)、敵地のロッキーズ戦で先発した。

 17日に誕生日を迎え、27歳初のマウンド。

初回を3者凡退で立ち上がると、2回は大谷の適時打などでは2点の援護をもらった。だが3回先頭で、ド軍のレジェンドE・キャロスの息子、K・キャロスに初四球を与えると、右前安打を打たれ、三塁送球間に進塁も許し無死二、三塁。続くリッターに右前2点適時打を打たれ、同点に追いつかれてしまった。

 ペースを取り戻した4、5、6回とも3者凡退とし、クオリティースタート(6回3失点以内)を達成。7回も続投したが、1死からトバーに右中間へ7号同点ソロを被弾。その後四球と安打で2死一、三塁のピンチを迎えてしのぎ、逆転こそ許さなかったが、11勝目の権利を失ってしまった。

 7回限りで降板し、103球を投げて4安打3失点2四球6奪三振。防御率は2・90となった。

 標高が高く打球が飛ぶ「打者天国」での登板は6月25日(同26日)以来3度目だが、過去2度の登板ではともに白星を挙げている。前回登板では降雨中断まで5回1安打無失点6奪三振と快投しており、苦にしていなかった。

 11日(同12日)には、敵地・エンゼルス戦に先発。4回2/3を6安打6失点でKOされ、今季8敗目(10勝)を喫した。

6失点、6四死球は渡米後自己ワーストと本来の制球力が影を潜めた。球数99球、防御率2・84となり、リーグ10位に後退した。試合後は、「調子自体が試合前からすごく悪かった。最後まで、リズムをつかみきる前に失点を重ねてしまったかなと思います」と反省していた。

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