◆米大リーグ レッドソックス3―6オリオールズ(18日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
オリオールズの先発左腕T・ロジャーズが、18日(日本時間19日)、敵地レッドソックス戦に先発。7回4安打1失点で今季6勝目を挙げ、球団では1978年のジム・パーマー以来となる8試合連続クオリティースタート(6回以上3失点以内)を達成した。
「数か月前、ここに来た時を振り返れば、今はもっと自信があるし、ゲームプランを遂行することに集中していた」と左腕。5月24日、当地でのダブルヘッダー第2試合で27人目の登録選手として3Aから昇格し7回途中無失点と好投した。以来、シーズン初先発から12試合で防御率1・41と奮投を続けている。
ロジャースが「素晴らしいリードをしてくれた」と称えたのが、前日17日のアストロズ戦で、今季のメジャー最年少となる21歳と4日でデビューしたバサロ捕手だ。初めて先発マスクを被り、4回にメジャー初長打となるグリーモンスター直撃の二塁打、9回には、この日両軍の打球速度最速となる108・3マイル(174キロ)の強烈な中前2点適時打を放つなど、バットでも5打数2安打2打点1得点で援護した。
レッドソックスの吉田正尚外野手は、9回3点差に迫ると、ベンチでヘルメットをかぶり、代打に備えたが、出番がなかった。
19日(同20日)の第2戦、オ軍先発予定の菅野智之投手はベンチで試合を見届け、6―3で試合が終了すると、ハイタッチの列に並んだ。吉田とのメジャー初対戦となる日本人対決が注目される。