阪神・近本光司外野手が19日、出場選手登録日数が7年に達し、国内FA(フリーエージェント)権の資格取得条件を満たした。

 同日の中日戦(京セラドーム大阪)の前に報道陣の取材に応じた近本は「7年間、関わった人、またそれまでに関わった人、いろいろな人に感謝したい。

調子が悪いときも、打てないときもあるんですけど、それでも使っていただいた。すごく自分としてもいい経験ができたし、いろいろな面で成長できた」と感慨深げ。権利行使の有無に関しては「シーズン中なのでそこまで考えることはないですけど、それについて時間があれば、時間があるか分からないですけど、どうするかは考えていきたい」と言及した。

 近本は社高、関学大、大阪ガスを経て2018年ドラフト1位で阪神に入団。1年目から長嶋茂雄が持っていた153安打のセ・リーグ新人記録を塗り替える159安打を放つなど、球界屈指のヒットメーカーとして安打を重ねてきた。中堅手として2021年から昨季まで、4年連続でベストナインとゴールデン・グラブ賞をダブル受賞。5度の盗塁王と走攻守でチームを支える男の、オフの動向に注目が集まる。

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