◆JERA セ・リーグ ヤクルト2―15巨人(19日・神宮)

 打線を組み替えた巨人が2ケタ点を挙げヤクルトに大勝、連敗を「2」で止めた。先発の戸郷翔征投手は4勝目を挙げた。

打線は3番に入った丸佳浩外野手が史上72人目のサイクル安打を達成。6番でスタメン出場の中山礼都内野手は自身初の1試合2本塁打などで自身初の4打点、リチャード内野手も満塁アーチなどで6打点を挙げた。

 巨人が1回に先制点を挙げた。1番に入った泉口友汰内野手がヤクルトの先発・ランバート投手から右中間二塁打。1死となってから3番に入った丸佳浩外野手が右翼スタンドに5号2ラン本塁打をたたき込み、2点を先取した。

 戸郷が1回に1点を返された。先頭の太田賢吾外野手に四球を与え、長岡秀樹内野手の遊ゴロで1死一塁。内山壮真捕手の左翼線二塁打で1死二、三塁となり、村上宗隆内野手に中犠飛を許し1点を返された。

 巨人が2回に追加点を挙げた。6番でスタメン出場の中山礼都内野手が、ヤクルトの先発・ランバート投手から左翼スタンドに4号ソロ本塁打。再びリードを2点とした。

 2回の戸郷は1死から古賀優大捕手に中前打。

2死一塁からランバート投手の中飛を中堅・佐々木俊輔外野手が落球し2死一、三塁となったが、太田を三飛に抑えた。

 巨人が3回にも追加点を挙げた。丸、岡本和真内野手の連続右前打で無死一、二塁。岸田行倫捕手の遊ゴロ併殺打で2死三塁となったところで、中山が2打席連続となる左翼スタンドへの5号2ラン本塁打をたたき込み、5点目を奪った。中山の流し打ちでの左翼への本塁打は初めて、1試合2発も自身初。

 巨人は5回にも加点。丸が先頭で3打席連続ヒットとなる中越え二塁打で出塁。1死から岸田の左前打で二塁から丸が帰り6点目。さらに、2打席連続アーチの中山が右翼線二塁打で続き1死二、三塁とチャンスを広げ、リチャード内野手の中前打で2人が生還し、8点目を奪い、ヤクルトの先発・ランバート投手をKOした。

 巨人が6回に5点を追加した。泉口が先頭で四球、1死から丸も四球を選び一、二塁。岡本は空振り三振に倒れたが、岸田が四球で歩き2死満塁とし、この試合2本塁打の中山が4打席連続ヒットとなる右前タイムリーを放ち、9点目を挙げた。

中山はこの試合、自身初の4打点。なおも2死満塁からリチャードがバックスクリーンに飛び込む5号満塁本塁打。5回の2打点に続き、リチャードはこの試合6打点を挙げた。

 止まらない打線は7回にも2点を追加。先頭の泉口が左中間二塁打。1死から丸が右中間三塁打を放って14点目を挙げ、史上72人目のサイクル安打を達成。岡本も左前タイムリーで続き15点目を奪った。

 大量得点をバックに戸郷は3、4、5回を3人ずつで片付け、2回以降7回まで無失点。8回もマウンドにあがり、1死から長岡秀樹内野手に右中間三塁打。内山壮真捕手の一ゴロの間に1点を返された。2死走者なしでの4番・村上宗隆内野手との対戦では、13球連続ストレートを投げ真っ向勝負。最後は空振り三振に仕留めた。

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