◆JERA セ・リーグ ヤクルト―巨人(19日・神宮)

 ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が19日、巨人戦(神宮)に「4番・三塁」でスタメン出場し、8回の4打席目に、23年WBCの侍ジャパンでチームメートだった巨人先発・戸郷との対戦で全13球が直球という力がぶつかり合う対決で空振り三振に倒れた。

 村上は、2点を追う初回1死二、三塁のチャンスでは、カウント3―1から戸郷の高めの149キロ直球をはじき返したが、捉えきれずに中犠飛。

1点差に迫る打撃となったが、悔しさを表した。4点を追う3回2死走者なしの2打席目はカウント3―1から149キロ直球をはじき返して遊ゴロ。1―13と12点のリードを許した6回1死一塁の3打席目はカウント2―2から147キロ内角直球で見逃し三振を喫して思わず口を開いて悔しさをにじませた。

 力と力がぶつかり合ったのは、ヤクルトが2―15で13点を追う8回2死走者なしの4打席目。戸郷に点差は関係なかった。8球目にはこの日最速の152キロをマークするなど、全13球が直球。村上は8球のファウルで粘ったが、私語は151キロ直球で空振り三振を喫した。戸郷は村上を抑えて8回を投げきり、131球となった。

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