◆JERA セ・リーグ ヤクルト2―15巨人(19日・神宮)
セ・リーグ最下位のヤクルトが、巨人戦(神宮)で、投手陣が炎上して今季ワーストを更新する15失点で大敗を喫した。巨人の丸佳浩外野手(36)にはサイクル安打を許し、リチャードの満塁本塁打を浴びるなど4被弾。
先発のランバートは初回に丸に2ランを浴びると、2回先頭の中山にもソロを浴び、3回には中山に2打席連続弾となる2ランを浴びた。4回こそ3者凡退で抑えたが、5回は1死二塁から3連打を浴びてKO。4回3分の1を投げて、来日自己ワーストの3被弾、13安打、8失点の大乱調だった。
来日1年目ながら巨人戦は4度目の登板。高津監督は「相当ジャイアンツも研究してきて、(球種などを)分かっているのかというくらいどんどん打たれましたね。(調子が)そんな特別悪いとは思わなかったけど、あれだけ長打を打たれて、ほとんど芯で捉えられて、序盤はまっすぐが多かったけど、(打者の)タイミングを崩すことが出来なかったので、相手(巨人打者)にとってはそんなに苦じゃなかったのかなと思う。研究はしているでしょうね、間違いなく。これだけ対戦しているので」と振り返った。
2番手の丸山翔も1回3分の2で3安打、3四球で5失点と勢いを止められず、7回から登板した長谷川も3回2失点だったが、1イニング目の7回に2点を失い、勢いを止められなかった。今季ワーストの15失点という屈辱に指揮官は「もう今日のことは忘れられないので、寝られないでしょうね。寝ないで考えます。