◆米大リーグ レッドソックス―オリオールズ(19日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
オリオールズ・菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、敵地・Rソックス戦に先発。11勝目をかけたマウンドで初回は無失点で立ち上がった。
「2番・捕手」で先発出場が発表されていた正捕手・ラッチマンが右脇腹痛のため出場回避。A・ジャクソンとの“急造”バッテリーに変更となるアクシデントがあったが、菅野は冷静だった。1番・アンソニーに二塁内野安打を許したが、2番・ブレグマンを中直に打ち取ると、3番・デュランは中飛で2アウト。4番・ストーリーには左前打を打たれ、2死一、二塁で5番・吉田正尚外野手(32)と注目の「日本人対決」を迎えた。4球目には左翼へ大きなファウルもあったが、6球目の外角スプリットで空振り三振に斬り、ピンチを脱した。
吉田との対戦は公式戦では7年ぶり。巨人時代の18年6月1日の交流戦(京セラD)でオリックスの主砲と初めて相対し、その時は初回に右前適時打を浴びるなど3打数2安打1打点だった。「吉田君には近め(内角)の直球を簡単にはじき返された」と脱帽し、19年7月13日のオールスター第2戦(甲子園)でも右前打を許した。前日19日(同20日)の試合前練習では吉田と談笑する場面もあった右腕。日本では相性の良くなかった好打者とのメジャー初対戦がこの日の勝敗の鍵を握るかもしれない。
菅野は前回14日(同15日)の本拠地・マリナーズ戦では6回途中3安打1失点の好投で日本人ルーキーでは史上10人目となる10勝目を挙げた。36歳シーズンの新人10勝は10人の中で最年長記録だった。










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