◆パ・リーグ 日本ハム6ー5オリックス(20日・エスコンF)

 弾丸ライナーが一瞬で右翼スタンドに着弾した。2―2の5回2死一塁、日本ハム・レイエスが入山から2打席連続の25号2ラン。

「すごくやる気とモチベーションが高く、いいマインドで打席に入った」。25発は昨季に並び自身最多タイで、72打点とともにリーグ2冠を独走中。チームの本塁打数も1998年以来、27年ぶりに両リーグ最速で100本に到達した。主砲の2発でチームは4連勝。貯金を今季最多の24とし、首位・ソフトバンクとのゲーム差3を死守した。

 この日は、今季初めて前日(19日)と同一のスタメンを組み、12安打6得点。今季はここまで、110試合で108通りのオーダーで、主力を休ませながら起用する“日替わり打線”で臨んできたが、残り33試合の終盤に、メンバーが固まりつつある。新庄監督は19日の試合後、「この時期は打線がカバーしてくれると思っていた」と語っていた。余力を残した好調打線を中心に、新庄ハムが昨季王者を追走する。

(川上 晴輝)

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