◆第107回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 沖縄尚学3―1日大三(23日・甲子園)
23年3月限りで日大三の監督を退任した小倉全由(まさよし)氏(68)が、バトンを託した三木有造監督(51)の準優勝をねぎらい、奮闘にメッセージを寄せた。
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いいゲームでした。
三木とは26年間、監督とコーチで一緒にやりました。常に憎まれ役を演じてね。でも選手は優しさを理解している。兄貴的な存在で、裏では「監督を男にするんだ!」って生徒の心を奮い立たせてくれた。私が監督を上がると言ったら「自分も一緒に上がりますよ」と言うんです。「ダメだよ。お前やんなきゃ」ってね。
三木は多くの練習量を課してバットをいっぱい振らせますが、選手は嫌々やっていません。
自分が選手たちに話をする時、三木は「監督が暇だから、来てくれたぞ」って言うんですよ。選手もニコっとして、自然体で聞いてくれる。この三高の空気、すごくいいなと思う。秋の新チームも楽しみです。(U―18日本代表監督)