◆米大リーグ パドレス5―1ドジャース(23日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ダルビッシュ有投手(39)、松井裕樹投手(29)の所属するパドレスが23日(日本時間24日)、ドジャースを破って5連勝でナ・リーグ単独首位に浮上した。ドジャースとの同地区首位攻防3連戦で2連勝。

投打がかみ合って、13日(同14日)以来、10日ぶりの単独首位となった。

 3連戦初戦だった前日22日(同23日)はパドレスが先勝。15~17日(同16~18日)の3連戦では3連敗を喫していたが、先発のダルビッシュが6回1安打1失点の好投を見せるなど投手陣が1失点リレーで、2―1となった接戦を制して、73勝56敗で並んで同率首位に立った。

 勝ったチームがナ・リーグ西地区単独首位に立つ3連戦2戦目。パドレスは、先発左腕のコルテスが快投を見せた。5回までは1人の走者も出さないパーフェクト投球。6回1死でロハスに右前安打を許して初めて走者を背負ったが、ケネディと大谷を抑えて無失点で切り抜けた。

 打線は、3回に2死一、二塁でアラエスが二ゴロに倒れたが、両軍無得点の4回には1死満塁でオハーンが右前2点適時打。クロネンワースも左犠飛で続いて、3点の先取点を奪った。7回は2番手のアダムが3者凡退。8回は3番手・エストラダがフリーランドに2戦連発となる2号ソロを浴びたが、2死から左腕のモレホンが登板して代打・コンフォートから空振り三振を奪った。8回に2死二、三塁からボガーツがダメ押しの右翼へ2点適時二塁打。

ミラー、スアレスの勝利の方程式がともに2連投中だったが、起用せずに救援陣がリードを守った。

 「大谷封じ」が2連勝につながった。3連戦初戦の前日は先発のダルビッシュが一ゴロ、右直、四球でお猿と、9回も守護神のスアレスが中飛。この日も先発左腕のコルテスが空振り三振、右直、中飛に抑えた。9回1死でも左腕のモレホンが右飛に打ち取って2戦連続無安打で抑えた。

 3連戦最終戦となるあす24日(同25日)はパドレスがリーグ2位13勝のピベッタ、ドジャースはチーム最多10勝の山本が先発する。

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