◆米大リーグ パドレス5―1ドジャース(23日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャースが、同率首位で並んでいたパドレスとの首位攻防戦に敗れ、8月13日以来10日ぶりに2位に転落した。宿敵に痛恨の連敗。
「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(31)は、2試合連続無安打となる「4の0」に終わり、8月20試合目にして連続試合出塁も「19」で途切れた。
チームは先発グラスノーが、両軍無得点の4回、2四球と安打などで1死満塁となると、ロレアノに右前への2点適時打を浴びて先取点を許すと、1死一、三塁ではクロネンワースに左犠飛を許して3点を先取された。
相手先発は変則左腕コルテス。初回先頭の1打席目は外角低めのスイーパーにおよがされて、空振り三振。両軍無得点で迎えた4回先頭の2打席目は右直。3点を追う6回2死一塁で迎えた3打席目はフェンス際まで運ぶ特大センターフライに倒れた。打線は6回1死まで完全投球されていたが、8番ロハスが待望の右前打でチーム安打が飛び出した。大谷は、9回1死で迎えた4打席目は右飛に倒れた。
3点を追う8回には1死から、前夜にメジャー初本塁打を放った新人フリーランドが2戦連発となる右翼ソロを放ち、完封を阻止した。だが、その裏には3番手左腕ロブレスキーがボガーツに2点適時二塁打を浴び、1―5と引き離された。
8月13日以来、10日ぶりに首位の座を譲った。指揮官は「チームミーティングを開くようなことではない。全員が必要としているわけではないから。選手たちは以前にもやってきた。だから思い出させるだけ。本来の自分たちに戻り、小さなことを積み重ね、必死に点を取りにいく。その気持ちは必ず形になる」と期待を込めた。