◆JERAセ・リーグ 広島―中日(24日・マツダスタジアム)
広島は、マツダ内の球団事務所でスカウト会議を開いた。今秋ドラフト会議の指名候補の高校生を25人に絞り、うち20人の映像をチェックした。
田村スカウト部長は、上位指名候補は「3人」とした上で、北海道出身の最速158キロ右腕、健大高崎・石垣元気投手について「当然、最上位」と、キッパリ。「大学・社会人を含めても上位に入ってくるんじゃないかというものを持っている。高校生であれだけの球を投げられるのはすごいこと。順調に3年夏まで成長して、なおかつ伸びしろがあるという投手」と高評価した。
今秋ドラフトは、花巻東(岩手)時代に通算140本塁打をマークした米スタンフォード大の佐々木麟太郎が指名対象となったことでも注目が集まる。田村部長は「あくまで今日(の議題)は高校生。そういう話自体はしているけど、今日の会議ではなかったです。次(9月下旬予定)の大学・社会人の会議ではっきりするかな」と話すにとどめた。
麟太郎は昨年に同大に入学し、来年からMLBドラフトの対象となる。一方でNPBは、MLBの間で日本のドラフトで指名しても問題ないことを確認し、12球団に通達。本人は、かねてから26年5月のラインシーズン終了まで大学でのプレーに集中する方針を示している。