関西学生野球連盟が9月6日開幕の秋季リーグ戦で、テストケースとして学生審判委員の関学大・村司(むらじ)翔平さん(4年)を審判として起用することが25日、分かった。この日、大阪市内で開かれた会見で発表され、三塁塁審を務める予定。

審判不足の解消や、高齢化が進んでいる中で若手に興味を持ってもらうのが目的。関西学生連盟では、新人戦などで学生が審判を務めたことはあったが、リーグ戦では初となる。他連盟では学生がリーグ戦で審判をする試合もある。

 来春リーグ戦からは学生審判を本格的に導入し、全6校から1、2人の学生審判を募集する。選手との兼務が可能で、審判との“二刀流”が誕生する可能性もある。関学大の本荘雅章監督は、投手から審判への“転向”に「第1号をうちの学生がやってくれるので喜んでいる。『卒業後もやりたい』と言ってくれた」と期待していた。

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