◆米大リーグ ドジャース7―0レッズ(25日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが25日(日本時間26日)、13連戦の最終カードとなる本拠地・レッズ3連戦の初戦に完勝し、今季7度目の零封勝ちとなった。同率首位で並んでいたパドレスが敗れたため、4日ぶりに単独首位に返り咲いた。

試合後、取材に応じたロバーツ監督も「守備も全員集中していたし、打線も1番から9番まで素晴らしい内容。正直、この数か月で最も完成度の高い試合の一つだったと思いますし、今夜の戦い方にはとてもワクワクした」と絶賛した。

 一方、「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手は3打数ノーヒットに終わった。初回先頭の1打席目は、剛腕グリーンの前に三飛に倒れると、2打席目は1―0の3回二塁から四球。3打席目は一ゴロ、4打席目は3番手左腕モルの前に二ゴロに倒れ、ノーヒットに終わった。

 チームは8番パヘスが5回までに2発で3点を先取。5―0の8回にはベッツにも会心の左翼ソロが飛び出し、6―0と試合を決定づけた。投げては、先発シーハンが7回2安打無失点、10奪三振の快投を演じ、快勝に導いた。指揮官も「今夜のエメット(シーハン)のボールは本当に良かった。三振を多く奪いながら7回まで投げ切ってくれました」とうなずいた。

 この日は、人気曲「Dynamite(ダイナマイト)」などで知られる世界的人気グループ「BTS」のメンバーで愛称「テテ」ことV(29)が始球式のため、ドジャースタジアムに参上。試合前には、ベンチで待機していたスターをサプライズ登場で大谷が驚かすと、笑顔でハグして談笑した。

Vは始球式でストライク投球を披露すると、試合はベンチ横で観戦。大谷の打席をスマートフォンで撮影し、ベッツのホームランの際には思わず立ち上がるなど大興奮。2試合で計7発を放った強力「ダイナマイト」打線の一発攻勢を楽しんだ様子だった。

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