◆パ・リーグ オリックス6X―5ロッテ=延長12回=(26日・京セラドーム大阪)
オリックスが球団最多タイとなるシーズン10度目のサヨナラ勝ちで、4時間34分の死闘を制した。5―5の延長12回、2死一、二塁で太田が右前にプロ初のサヨナラ打。
今季初のブルペンデーでドラフト6位・片山を初の先発マウンドに送り出し、10投手をつぎ込んだ岸田監督は「本当に全員野球で最後まで、みんなしっかりと戦ってくれた」と総括。劇打の太田について「期待しかなかったけど、よかったですね」と評価した。
ビハインドのチームを救う一発を放った麦谷には「明るいですよね、いつも。はつらつとやっている。いろんなことを経験して、のびのびと大きい選手になってほしい」とさらなる活躍を期待した。
投手コーチ時代から指導してきた、育成出身の3年目右腕・入山を見て「よかったですね。育成で苦労してつかみ取った2ケタの背番号。堂々と、いいまっすぐを投げ込んでいる」とうなずいた指揮官。「明日もしんどい試合になると思うけど、また全員で戦っていく。
オリックス・太田「自分で試合を決めた感があって、めちゃくちゃうれしい」
オリックス・麦谷「勝利に貢献したいと思っていた。サイコーです!」
オリックス・入山「とてもうれしいです。今思えば毎日頑張ってきたので、そんなに(初勝利までは)長いと思わなかった」