◆米大リーグ マリナーズ―パドレス(27日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 パドレス・ダルビッシュ有投手(39)が27日(日本時間28日)、敵地・マリナーズ戦に先発し、4回69球を投げ、4安打4失点で降板し、自身4連勝となる今季4勝目を逃した。

 両軍無得点の初回は、先頭のアロザレーナは遊飛に抑えると、続く両リーグ最多50本塁打を放つローリーもカウント3―1から5球目のカットボールで右飛、2死走者なしでロドリゲスも71マイル(約114キロ)のカーブで投ゴロに打ち取って、3者凡退で抑える好発進を切った。

 2回は1死からスアレスに左前安打を浴びて二盗を決められると、2死二塁でレイリーに右中間への適時二塁打を浴びて先取点を献上。3回はローリーを一邪飛に打ち取るなど、3者凡退で抑えた。

 4回は先頭のロドリゲスに左前安打を許すと、二盗と捕手の悪送球(記録は捕手の失策)、ネーラーへの四球で無死一、三塁のピンチを背負うと、スアレスに左中間席最前列へ42号3ランを浴びてリードを4点に広げられた。最遅で69マイル(約111キロ)のカーブを積極的に投じるなど緩急を使っての投球だったが、4回の3ランは痛い一発となった。

 前回登板の22日(同23日)本拠地・ドジャース戦では、6回74球を投げて1安打1失点、5奪三振で5登板負けなしで3連勝となる3勝目。7月下旬からは腕の位置を下げるフォームに改良して勢いに乗り「結果的にも、内容もよかったと思う」とうなずいていた。

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースは4年連続の地区優勝へ向けてマジックを28としているが、パドレスは1ゲーム差の2位で追っている。

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