◆JERA セ・リーグ 広島―巨人(28日・マツダスタジアム)
日米通算200勝を目指して先発マウンドに上がった田中将大投手が2回に広島打線に捕まり、初回から5失点で降板。偉業達成はお預けとなった。
NPBで121勝、MLBで78勝を挙げてきた右腕は初回、先頭の中村将に中前打を許すと、1死後、小園にも右前打を浴び1死一、二塁のピンチを背負うと2死後、末包に左越え適時二塁打を許し、1点を先制された。
2回、女房役・岸田行倫捕手の左中間スタンドに飛び込む6号2ランで逆転してもらったものの、その裏に乱れた。
先頭の坂倉に四球、菊池、佐々木の連打で無死満塁のピンチを背負うと、1死後、中村将の遊ゴロを泉口友汰内野手がはじく適時失策で同点に。さらにファビアンの打席で田中が暴投。勝ち越されると、ファビアンには左前への2点適時打を浴び、この回、4失点で逆転を許した。田中は2回までで6安打を許し、5失点となっている。田中の巨人移籍後のワースト失点は4月17日のDeNA戦(東京D)の6。
田中は3回の打順で代打・浅野翔吾外野手を送られ交代。200勝はお預けとなり、「悔しい結果に終わってしまいました」とコメントした。